<明星輝くまで>



「皆、まだまだ若いのう。」
「………ですね。」
「佐助、お主もたまには飲めばよかろうに」
「御冗談を。おれが酔い潰れたら、誰が守るんです?」
「ふっはっは!ここにそれほどの度胸の間者はおるまい」


呆れ顔で視線を向けた先には、加減を忘れて酔い潰れた
一国の主やら、または猛将がそろって転げていた。
その光景をみれば、今なら刀一振りで首を取れる機会だ。
しかし、信玄の言うとおり、よほどの度胸がなければ斬れないだろう。
酔い潰れているとはいえ、国の主と猛将だ。
さらにまだ佐助と信玄もいるので手は出せないだろう。


「大将、ところで……おれは何時起きてもいいんでしょう?」
「まだじゃ、佐助。まぁたまには良いではないか!」
「いえ……旦那の主にこんな……」



―――膝枕させている訳には。


信玄の酌の相手をしていた佐助は、半場強制的に胡坐をかいた
信玄の膝に押し付けられるように頭をのせられていた。
勿論、佐助は驚きつつすぐ退こうとしたのだが、


「命令じゃ、佐助!」


この一言でどうすることも出来なくなってしまっていたのだ。



「いつも、ようやってくれるな」
「有難きお言葉……。」
「今は皆眠っておる。今くらい普段通りにせぃ。」
「はっ……では、お言葉に甘えて」
「これからも、幸村を支えてやってくれ」
「任せられました、骨が折れますがね;」
「それと、もう一つ」


―――の支えで在り続けて欲しい。


「……一応聞きますが、『命令』ですか?」
「わかっておるのだろう?佐助」
「………はいはい。任せられましたよ、大将///」
「うむ、幸村のおらぬ時に、また膝を貸してやろう!」
「いやぁ、それは困ります;//で、もう起きても?」
「まだじゃ!佐助」



―――せめて、明星が輝くまでは、もう少しこのままで。




初☆信佐です! 間違っても信長とじゃないですよ(笑 初書きなんで緊張!; どうすればいいか試行錯誤しました; これからチビチビとかいていこうかと。 明星は勿論『明の明星』です! 『宵の』だと見えませんから、朝に。



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